愛媛県議会(総定数47)は16日の議会運営委員会で正副議長が辞職の意向を表明し、2月定例会最終日の17日に正副議長選挙を実施する。議長選に向け、第1会派の自民党(所属議員数14人)は戒能潤之介副議長(松山市・上浮穴郡区)を擁立する方針を固めた。一方、自民党から分裂した第2会派「自民党志士の会」(12人)は毛利修三氏(宇和島市・北宇和郡区)の擁立を発表し、同党の候補者一本化は難しい見通しとなった。
 第3会派の愛媛維新の会(6人)は議長選で自民志士に協力する方針。自民、自民志士の両会派が多数派工作を進める一方、他会派が独自候補を立てる動きもあり、選挙戦の行方は不透明な状況にある。